■こんなの見たことありませんか?
一部の芝が削れていたり、芝生が枯れてしまったせいで、窪みができた場所。
綺麗な芝生の中にポツンとある姿は寂しいですよね。
この窪みのことを「ディボット跡」と言います。
このディボット跡にボールが入ってしまうと打ちづらく、
せっかく好調だったスコアにも影響がでてしまうこともあります。
では、この「ディボット跡」はどうしてできてしまうのでしょうか?
■「ディボット跡」ができる理由
ディボット跡はフェアウェイやラフで豪快なショットやダフった際に芝(ターフ)が削れてしまった跡です。
通常は芝生のことを「ターフ」と言いますがゴルフ用語としては削れてしまった芝生のことを指します。
また、アプローチやロブショットといった高く上がったボールがグリーンに落ちた際に、
ズドンッとボールの跡がついてしまう凹みのことを落下跡(ピッチマーク、またはボールマーク)といいます。
この様に芝生が削れしまっても直さないと、窪みが出来たり、芝生が枯れてしまい、「ディボット跡」ができてしまいます。
ゴルフは紳士のスポーツですので、自分のことだけを考えず、自分の後にプレーをする人のことを考えたり、楽しませてもらっている自然への感謝の気持ちを込めて、芝生を直しましょう。
■「ディボット跡」が直るのにはどのくらいかかる?
グリーンのボールマークの場合は、直後に直すと1日で回復しますが、2~3日後に直すと修復は1週間かかります。
また、気温が寒くなってくる頃は直後に直しておかないとボールマークは来春まで残ってしまいます。
■「ディボット跡」の直し方(グリーンフォークの使い方)
ディボット跡の回りの部分に「グリーンフォーク」を挿し、ディボット跡を中心に向かってフォークを起こします。同様の作業をディボット跡の回り4箇所に寄せるように行います。後はパターでポンポンと軽く抑えてあげればOKです。
■注意点
①フォークも逆側に持ち上げない
ディボット跡を中心としてその回りにフォークを挿してから、中心とは逆に向かってフォークを押し芝の根を持ち上げてしまうことはNGです。
根を抜いてしまうと芝が枯れてしまい折角の行動が裏目になってしまいます。
②靴で踏まない
4箇所に寄せてあげた後に軽く抑えるのですが、必ずパターの面を使って叩きましょう。
靴底でやりたくなりますが靴底にはスパイクなどがついていて平らではありませんので、逆に傷つけてしまっては元も子もないので、パターで優しく整えてあげましょう。